自己破産の基礎知識 > 自己破産をすべき人、状況

自己破産をすべき人、状況について

自己破産というのは、誰でもが行うべきものではありません。

むしろ、かなり追い込まれた状況でやむなく利用する人が多い制度です。

そんな自己破産には、向いている人と向いていない人がいます。

その人の状況によって、それは決まってくると言えます。

自己破産が向いているかどうかというのは、人格や性格の問題ではありません。

環境、状況といったものが左右してきます。

例えば、財産を持っていない人は、自己破産に向いています。

手続は簡単ですし、失うものはありません。

一番楽な自己破産といえます。

そのため、財産がない人は自己破産を選択するケースが多いようです。

20万円以上に換価できない物は手元に残しておけるという点でも、かなり有利です。

次に、収入が不安定な人、というのも、自己破産向きです。

というより、正確には自己破産しか選択の余地がない、といった方がいいかもしれません。

安定した収入のある人は、自己破産より特定調停などの方がいいからです。
逆に、無職であったり、安定した収入がない人は、そういった方法がもとより選べません。

そして何より、自己破産における最大の問題点は、自己破産後に受ける制限です。
破産手続開始決定から免責が決定する数ヶ月の間は、資格制限によって一定の職に就けなくなります。
その資格制限の中に入っている場合、事実上退職する事になると考えていいでしょう。
そういった職業についていない人の場合は、自己破産に向いていると言えます。